杏の丘 環境開発部の小林です。
先日、杏の丘 多久 でイモのつる上げをしました。
イモが大きくなるために必要な作業です。
実は、杏の丘 武雄にもこっそり、
あまったイモのつるを植えておいたのですが、
私の育て方が気に入らないのか、まったく栄えてくれません。
イモは構い過ぎず、放っておくのが調度良いと
農家の方にご指導頂いたのでこの2ヵ月ほど放っておいたのですが、
先日、それがご利用者様に見つかってしまいました!
『だいね!こがん植えとっとは!』
(誰だい?こんな風に植えているのは?)
『こがーんして育つもんね!』
(これじゃ育たないわよ。)
『見てんしゃい!』
(ほら、見てごらん。)
ひとつ抜いてみると
なんとも可愛らしいお芋さんが申し訳なさそうにチョロン。
お芋さんというより、ただの根っこです。
『こんつぎからは必ずあたしばよびんしゃいよ!』
(今度からは必ず私を呼んでね)
このまま、ならないイモを植えてても仕様がないので
ご利用者様と全て撤収させて頂きました。
環境開発部でありながら芋一つおいしく作れないなんて…
本当に情けない限りです。
そんな私をさておいて、
なんとも手際のいいご利用者様。
『戦後はね、どこの畑もイモばかり植えてたから、
あたしたちくらいの年齢の人はみんなイモ作りのプロなの』
私がいいところを見せたいと本やネットで
収集した情報などちっぽけなものだと思い知らされました。
よく、おばあちゃんの知恵袋などといいますが、
あんなに信頼できるものも他にないでしょう。あれは本物です。
来年はこっそりではなく、
堂々とイモを植えたいと思います!
そしてイモは『植える』ではなく『挿す』というそうです。
勉強になりました!
ところで、
撤収したチョロイモさんたちですが
処分するのももったいないので調理室に持っていきました。
調理師さんの苦笑いが忘れられません。
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